セザンヌの有名な絵画
数多くの作品を残しているセザンヌの絵の中で代表的な作品は、次のものがあります。
これらの作品はぜひ覚えていてくださいね。
■オレンジとリンゴ
セザンヌの絵画の中でもっとも有名といわれている絵画のひとつです。
無造作に並べられているかのように見えるオレンジとリンゴは、幾何学的にかなり細かく配置されています。
そして、一つ一つのリンゴの色も色彩バランスを考えて塗られているのです。
皿やリンゴのつみ方は、実際にはありえないような不自然さがあるのですが、
これもゴーギャンの幾何学的手法の一つなのです。
パリのオルセー美術館で見ることができます。
■カード遊びをする2人の男たち
この絵画にもセザンヌの絵画の特徴である白の余白があります。
この絵をぱっと見ると、男の人2人がただトランプをしているだけの絵にしか見えません。
しかし、この絵は革命的な絵画といわれているんですよ。
それは、これまで伝統的であった遠近法を無視して描いているのです。
テーブルの形、男性の脚の形を良く見ると現実で一方向から見た場合ではない形をしているのです。
ロンドンのコートールド・インスティテュート・ギャラリーにあります。
■サント・ビクトワール山
セザンヌの心をとらえて放さなかった自然の題材としてこのサント・ビクトワール山があります。
山の描き方も晩年になるほど、のびのびとして穏やかに描かれていますが、実際の山とはかなり違っています。
ここにも考え抜かれた色づかい、
自然をただ模写するだけではなく、その奥深さをこの山を通して追求しつづけていました。
サント・ビクトワール山のシリーズで一番有名な作品はフィラデルフィア美術館で見ることができます。
教科書や本、画集でセザンヌを見ただけでは、何がすごいのかよくわからないでしょう。
私もそうでしたし。
セザンヌの絵画の特徴である、白い余白(塗り残し)は実際に絵画を見ないとその存在感がよくわかりません。
幾何学的な構成だといわれても、小さな写真だけではわかりにくいでしょう。
セザンヌがあまり好きでないという人も、結構いるのではないでしょうか。
でも、本物のセザンヌを見る機会があればぜひぜひ見てください。
たぶん、これまでのセザンヌのイメージと変わりますよ。
セザンヌはこんな言葉を残しています。
「自然の中に、円筒形と球形と円すい形をみつけなさい」
セザンヌと関係があった画家:ピサロ
文章素材集 -
セザンヌ